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逆流性食道炎

" 胃腸の症状 "

2018年6月30日

 

逆流性食道炎とは胃酸の逆流によって引き起こされる病気です。

 

食道は口から入れた食物を胃に胃に送る為の管です。食道と胃の間は下部食道括約筋によって、通常は閉じられていて一方通行になっていますが、食物を飲み込んだ際に開いて、食物を胃に送り込みます。胃では、酸性度の強い塩酸(胃酸とも呼ばれています)と消化酵素が含まれる胃液が分泌されています。

 

胃には酸から粘膜を守る防御機能が働いていますが、食道にはこの防御機能がないため、何らかの原因で胃酸が食道に逆流すると、食道粘膜は強い酸である胃酸にさらされて炎症を起こします。

 

胃から食道への逆流が繰り返し起こると、食道の粘膜にただれや潰瘍が生じ、胸やけや呑酸などの不快な症状が起こります。

これが「逆流性食道炎」です。

 

 

代表的な症状

 

  • お腹の張り
  • のどの違和感(イガイガ、ヒリヒリ)
  • よく咳き込む(逆流した胃液が気管支を刺激)
  • 胃もたれ
  • げっぷ
  • 胃の痛み
  • 起床時に胸焼けがする

 

逆流性食道炎になると、生活に以下のような影響を及ぼします

 

  • ぐっすり眠れない、眠りが浅い
  • 食べたいものが食べれなくなった
  • 気分が冴えない

 

原因は?

 

脂肪の多い食事、食べ過ぎ

脂肪分のとりすぎや食べ過ぎによって、何も食べていない時に下部食道括約筋がゆるみ、胃液が食道に逆流してしまうことがあります。

脂肪の多い食事は、胃酸を増やすことによって胃液の逆流を起こしやすくします。

 

タンパク質の多い食事

タンパク質の多い食事は消化に時間がかかり、胃に長くとどまるため、胃液の逆流が起こりやすくなります。

 

アルコール、カフェインを多く含む飲み物

アルコールは、胃酸の分泌を増やすと同時に、食道下部括約筋を緩めることが分かっています。

コーヒーや緑茶などに含まれるカフェインも、胃酸の分泌を増やします。

 

タバコ

タバコの煙は胃を刺激し、胃酸を多く分泌し胃が荒れます。また、タバコを吸うと唾液の分泌量が減り、胃酸を中和する機会が少なくなります。

 

加齢

年をとると、下部食道括約筋の働きが悪くなります。また、食道の蠕動運動、唾液の分泌量なども少なくなるため、逆流した胃液を胃に戻すことができなくなります。

 

過度のストレス

ストレスを受けると胃酸の分泌が増えると同時に括約筋の働きが弱まると言われています。

 

 

治療

逆流性食道炎の薬を飲み続けても、症状を抑える為だけの対症療法にすぎず、根本的な解決にはなりません。

生活習慣の改善だけで解決できない場合は鍼灸治療もオススメです。

当治療室では手や足、背中のツボへの針刺激によって、胃の状態と自律神経のバランスを整えて根本的な解決を目指します。

この記事を書いた人

東京都渋谷区恵比寿にて鍼灸専門の治療院を開設しています。じっくりと全体を観察し、症状を根本的に解決するためのツボをミリ単位で探し、痛くない優しい針治療で根本的な解決を目指し日々精進しています。より少ない刺激量でより少ない回数で治療できるよう勉強・研究を続けています。

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